ミサゴ・オオタカ比較

ミサゴ オオタカ
全 長 約56〜60cm 約47〜52.5cm
約57.5〜61.5cm 約53.5〜59cm
翼開長 約147〜166.5cm ♂♀ ♂約106〜♀約131cm
約154〜168.5cm
見た感じ およそカラスと同じ大きさか、それよりやや大きい およそカラスと同じ大きさの森林性のタカ
飛んでいる時、翼は非常に細長く、尾羽が比較的短く見える 飛んでいる時は、全体のバランスに比べ体が比較的寸胴に見える
色合い 頭部 頭全体は白色で、額から頭頂部に黒褐色の縦斑がある 頭部 頭部が黒く、白くて太い眉班がある
くちばしから後頭部にかけて(目を経由)、黒褐色の帯がある 喉部は白く縦班がある
腹部 白色で鷹班が無い 腹部 白色で鷹班がある
上面は黒褐色 成鳥の上面は暗青灰色又は暗灰褐色
下面には横班が有るが薄く目立たない 下面には横班が有る
翼角には特徴的な大きな黒色斑がある 翼角には特徴的な斑は無い
尾羽は上面が黒褐色で下面は白色で、6本ほどの黒褐色の横帯が見られる 尾羽は上面が黒褐色で下面は白色で、4本の黒褐色の横帯が見られる
体形 とまり 尾は普通の長さだが、翼が非常に長いため、たたんだ翼の先端が尾の先を越える。 とまり 翼が短めで、尾が長いので、翼の先から尾が長く突き出る。足は太めで長い。
リラックスしている時は垂直に近い姿勢でとまる。また体を水平に近い状態で 木の枝や突起物の上にリラックスしてとまる時は、垂直に近い姿勢でいる。
とまる事も多い。 地上に降りてとまるときは約45度か、それより水平に近い姿勢でとまる。
後頭部に冠羽状(上方に跳ね上がった)の羽がある。
飛翔 翼が非常に長く、尾が短く見える。首が細長く突出し、頭は小さめに見える。 飛翔 翼は短めで尾は長く、頭の突き出しはやや大きい。しかし、胴体が太いので、頭は小さく
首の部位に首輪状の黒褐色の帯が見える。 尖って見える。
主な食べ物 主に魚類を好んで捕食している。魚が捕れない場合は、ヘビなどの爬虫類や小さな哺乳類を稀に捕食する。 主に鳥では、キジ、ヤマドリ、カモ類、ハト類、カケスなどの中形からやや大型の鳥類を好んで捕食する。哺乳類では、リス、ノウサギ、キツネやタヌキの子と言ったものを捕食している。鳥類と哺乳類の捕食の割合は、鳥類の方をやや好んで捕食している。
営巣 水際に立つ尖塔状の岩の頂部、人が近寄れない断崖の棚、水辺近くの高い樹木の樹冠部。比較的目立つ所に営巣をする。なお、近年、鉄塔などの構造物に造巣した例があるとの話もある。 樹林地の林縁や林内の開けた空間のある近く、高木層と低木層の間に一定の空間がある所。上記の条件にあった環境に生育する比較的大きめの木の上部に造られ、幹から張り出した太い枝の基部に造られる事が多い。外から見えづらい所に営巣する。

形態の概況

ミサゴ                                        オオタカ

   

※今回、ミサゴと判断した理由は、鉄塔上部にとまっていた個体を観察し、頭部の特徴がミサゴのものと判断されたため。